
先日、富良野自然塾の講義をうけてきました〜。みっちり、3時間。
とても有意義だった。今まで受けた授業の中で一番楽しかった。
まず木の話、空気、水の話。森の話。
息を止めてみる。苦しい。。
空気がないと、、生きていけないわたしたち。
その次に必要なもの。水。
その水はどこからきている?ひねった蛇口から?
いいえ。森から。。。森からきているのです。
「木」というと、人間は幹を見る。
経済につながる部分を見てわたしたちは木を見てきたという。
大切なのは葉っぱ。
葉っぱが雨を受け、ゆっくり地面へと・・
ふかふかの落ち葉が蓄え、ゆっくりと川へ流れ海へ..
蒸発し、雲となり雨をもたらす。
循環。
目の前からなくなると、その後どうなるのか、どこへ行くのか、、、なんて普段は意識しない。
豊かな森がわたしたちの命をつないでいる。
豊かな森は葉っぱと大きく関わっている。
わたしたちは、酸素をあげたり、もらったり。。しているのだ。
富良野自然塾では、葉っぱを増やそうと、、しているとのお話。

これは地球の模型。
直径1メートル。約130万分の1の模型。
内核6000度 外核3000度。地球表面の地殻はこの模型ではなんと1mm!
大気の層も1mmとのことでびっくり。
地球の中で岩は動いている。
そのことも普段意識していない。
地震がいつおこってもおかしくはないのだ。
何が起こっても想定外ということはいえないと思った。
月との距離は直径1mの地球と考えると100m先にある。
太陽は??なんと21kmも先!!
それでも毎日、私たちは太陽のぬくもりを意識する。
太陽との距離、月との距離、磁力、引力、地球が傾いた角度。。
すべてのバランスが、、奇跡のような話。
そう、地球は奇跡の星。

この写真は、地球は平らにして、たたみ2畳分に表したところ。
みんなが知ってるように7割が海。
黄色が砂漠。濃い緑が熱帯雨林。熱帯雨林は野生生物の宝庫。
赤くなっている部分の面積が一年でなくなっていっている森。
このままでいくと、120年で森はなくなってしまう。。という計算です。
木の輸入は、去年まで日本が世界一!今年は中国だそうです。
このたたみ2畳の地球だと、人類が飲める水はほんの一滴なんだとか。。。
わたしたち日本で一人の人間が使用している水の量300Lだそうです。
目に見えない、バーチャルウォーター(気付かないうちに使っている水のこと)を含めると。
例えば、牛肉100g食べたらシャワー90分出しっ放しくらいだそうです。。
牛を育てるのにもたくさんの水を使う。
そういう目に見えない水もある。
恵まれた先進国と、森は深く関わっているんですよね。。。

さて、いろんな話をしたあと、地球の46億年を460mにした道を、歩いていきました
マグマの海から始まって、何千万年も続いた雨、雨、雨・・・。
海ができ、海洋生物が生まれました。


200mくらい歩くとやっと24億年前。
全球凍結。

また噴火。そして、また凍結。。。また噴火。。また凍結。。

400mちょっとくらい歩いてやっと恐竜が現れた。
恐竜って1億3000万年も続いたのか。。。。。。すごいと実感。
最後の私たち、ホモサピエンスの時代。
え!?たったの2cm。。。え〜??2cm。。。20万年か。

そして、現代。
産業革命から、急速に地球の環境が悪化。
それは460m歩いた地球46億年の歴史から考えると0.02mm。
髪の毛一本分もないのだそう。

産業革命以降...人口が100年で4倍に。
90億へ、まっしぐら。。
46億年の歴史を歩いたあと、植樹し、裸足で森を歩く授業がありました。
現代人は五感がにぶくなっているとのこと。
五感を鍛え、体感する地球の授業。
学校では絶対教わらないような、貴重な授業。
本当に楽しかったです。
もっと、もっと書きたいことがあるのですが、長くなったのでこのへんで。。
地球の歴史を歩いたあと、最後に
「地球は子孫から借りているもの」というアイヌ人の言葉がありました。
北九州にも富良野自然塾、来年できるそうですよ
そのときは、また行きたいです!!
富良野自然塾→
http://furano-shizenjuku.yosanet.com/sub1.html(記憶にもとづいて、講義のことを日記に書いたので、もしかしたら間違いがあるかも知れませんがお許しください)