ぐるぐる4、小野寺睦さんお話会について・・遅くなりましたが報告いたします☆
あれから4週間くらいたちました。。
「報告しますね〜♪」とブログに書いてから、、
なかなかゆっくりまとめる時間がとれませんでした。
お話会を振り返り、まとめることは、とても時間のかかること。(のろまな私にとって)
小野寺さんのお話会、とてもよくって・・みなさんにもきいてほしかった〜。
少しでも伝わればいいな、、と思い 拙い文章ですが、そのときのことを綴ろうと思います。
実は、あのあといっとき余韻にひたっておりました。
何がそんなによかったのだろう。。
話を聞いてるときは
私の体の中の細胞ひとつひとつが、とてもざわざわして、、喜んでいる感じだったのです。
今回お話をしてくれた小野寺睦さんは、三瀬の山の奥で養鶏をされています。
「旅をする木」の卵をご存知の方もいらっしゃるでしょうか。
昔ながらの黄色いきみの卵。
今、不自然なオレンジ色の卵が多い中、
ただ自分が食べたい卵、子供に、大切な友人に食べてもらいたい卵をつくられています。
飼ってる鶏は平飼いで800羽。
これが限界なんだそう。
まず、自分のできる範囲を知ること、とても大事ですね。
時にはトリさんをお外にだして、ひなたぼっこ。
手作りの発酵飼料をあげて育てているそうです。
ただ、あたりまえのことをしているだけ。と語ります。
ニワトリ小屋は日当り良く、風通し良く、一番景色のいいところにあるそうです。
旅をする木のトリさんは幸せですね。。
今・・ほとんどの卵は工場のようなところで産まされています。
何万羽ものトリさんは、狭いところにぎゅうぎゅうにおしこまれ、
すき間から顔をだし、はやく太らせられて、
早くたくさん卵を産まされます。
弱って死んでゆく数は半端ないようです。
病気にならないように、あらかじめ餌に抗生剤がはいっています。
オレンジ色の黄身も、食欲がわく色という人の心理にあわせていると ききました。
話をトリから小野寺さんに戻します^^/
生まれは東京の神田。
育ちも東京で 慶応大学卒業、博報堂に入社 10年くらいだったかな?
勤めてから退社。
それも夫婦で同じ会社で一緒に退社!(退社したときは、夫婦ではなかったようですが)
そして知らない人ばかりの三瀬村に移住。
そして、炭焼きの作り方を習いました。
炭焼きは、水を浄化したり、枕にいれたり、床に敷き詰めたりするのだとか。
なんでも、ここ三瀬に住むきっかけとなったのには
すごいおばあちゃんに出会ったからだといいます。
夫婦で「こっちの暮らしが、いいね」と移住をきめたそうです。
どれだけすごいおばあちゃんだったのか、、詳しくはわかりませんが、
小野寺さんもそのときは細胞がざわざわしたのかもしれません。
二人の子供さんがいらっしゃるのですが、どちらも自然なお産で。
「うまれたときも、この世を去るときも、自然がいいよね」と。
・・・これ、私にもわかります。
子育てについては、今までは頭でいろいろ考えていたのを
産まれてからは、頭で考えるのをやめたんだそうです。
お子さんと一緒に卵の配達、お料理も薪割りも草刈りも、山の仕事も一緒。
ほとんど親子一緒になんでもしていたなんて、理想的だなあと思う。
「「急がなくていい、人生はゆっくりで」
急いでるということは、目的地に早くつく。
しかし、実は見えているようでみえてないことがある。」
「夢やビジョンがあるといい、
こんな風に生きて行きたいなあとか。
それがあると、ぬかるみにはまったときに(つらいとき)抜け出れる。」
「脱依存。決めるのはやっぱり自分。
よりかかるのではなく・・
自分でこういう人とつながる、
こんなものを食べていく、仕事をきめる、、コツコツと積み重ねていくこと・・」
「暮らしが仕事、仕事が暮らし。
どっちがどっちっていうことはない。
それが人を育てる。」
私の解釈なので、、言葉通りではないかもしれないけど、、印象に残った言葉がいくつかありました。
豊かな暮らし、豊かな仕事。人と人。たしかなつながり。
そして、豊かな気持ち。楽しい日々。明るい笑い声。
小野寺さんのお話をきいていて、そんなことを考えます。
生きる力、楽しむ力でキラキラ輝いていて、
人が潜在的にもつ、エネルギーや可能性がつぎつぎに開かれていく感じがしました。
日々の暮らしを大切にしていこう。
目の前の人を大切に
人が喜んでくれること
人が楽しんでくれることをしていきたい。
知ってる人が喜ぶものをつくりたい。
まずは、自分が何ができるんだろう。
・・・共感すること、多かったです。
他にも地域の活性化、ライフワークのお話などたくさんしていただきました。
つらつらと、思い出しながら綴りましたが、小野寺さんの生き生きとした表情は伝わりましたでしょうか?
2時間くらいのお話会。
文字で伝えることは難しいですね。
私は初めてお会いし、お話させていただきましたが、
月の温のまきさんや、村上さん(村上レシピ)、土井さん(てのぎ)からずっと小野寺さんのお話を聞いていたので
やっとお会いできたことがとても嬉しかったし
普段は初めてお会いする方とは緊張するのですが、初めてのような気がしなくて・・・
大きな心で受け入れてくれてたからか、目線が近いからなのか
とても話やすかったです。
お話会が終わってからみんなで一品持ち寄りのぐる飯で打ち上げしました。
どなたでも参加できるのです〜。ものすごく美味しかった。
みんなが持ちよった一品一品からももちろん、、、
一個の卵から見えてくる背景、元気に走り回るトリさんの様子、人の顔、、そして人の暮らしや物語があるのだなあと、
ぐるぐるとつながるものつくりを私もやっていきたいなと、、そんな風に思うのでした。
又、小野寺さんにお会いできたらいいな。
もうすぐ、、会えるような、気がしています。
あ、マキイで卵販売しているようですよ〜〜
でも、すぐ売り切れるみたい。
何曜日に販売しているか、忘れたので聞いておきますね!