先日、秋の収穫祭にいってきました〜。
雨で「もや」がかかっています。
お米つくりをやめた棚田に桜を植えることをはじめて早3年。
来年でいったん植樹を終えることになりました。
来年は50本ほど植えて、全部で200本くらいの桜になります。
「棚田を桜の里にしたい」
山伏の先祖代々受け継がれた山の中腹にある棚田を、
後継者がいないことから米作りをやめることになった、
真田さんの意志を受け継ぎ、たくさんの仲間と一緒に桜を植えてきました。
その中で、桜を植えただけでは育たない、
植えっぱなしではだめだということに気が付きました。
桜を愛でることができるのは、昔から桜守の方が桜を見守っているからなのですね。
肥料をあげたり、草取りやメンテナンス、獣害から守ったり・・しなくてはいけないのですね。。。
けっこう手がかかることをはじめて知りました。
桜を植え始めて、初めは不思議な目で見ていた地元の方たちも
ボランティアでご飯をつくりに来てくれたり、草刈りを手伝ってくれたり・・・と、地元の方たちとの交流も始まりました。
来年は地元の方々も桜を植えることになりました。
桜を通じて、自然のこと、森のこと、いろいろと考えるようになりました。
今、人里に猿やイノシシ、熊がでてきてはニュースになっています。
桜を守っていくには、鹿やイノシシの食べ物も確保してあげて、本当の森にしていかなければならない、そんな気がしています。
本来、森は森の力で自然と本当の森になっていくそうです。
ところが、国策で杉ばかりを植えたことにより、雑木が激減し、クマやイノシシ、鹿の食べ物がなくなっています。
お腹をすかせた動物たちが食べ物を求めて、山から下りてきているのです。
真田さんのお話を聞くところによると・・・
国策で杉を植えたらお金になると約束され、杉ばかりをたくさん植えさせられたそうですが、
今では20年モノの大きな杉がなんと200yenほどの価値しかないらしいです。
切るのにもお金がうんとかかるから、誰も切らない。
森にはそんな杉ばかりで太陽の光もはいらない、保水力もなく、根っこもはっていないので、山がこわれやすくなっています。
困った困ったと多くの人がニュースを見ている中、
密かに大量の熊が殺されている中、
山を購入して、杉を切り倒し、本来の自然の姿に戻そうとひとりで戦っているひとがいます。
熊を殺すな!殺すくらいなら、自分が引き取る!!と叫んでおられます。
→ http://blog.livedoor.jp/rokuten1/
また、山奥にせっせとどんぐりや規格外の果物を熊のために運んでいる人たちがいます。
→http://kumamori.org/
実は、つむぎ畑も山から下りてきた
名前もわからない動物に、大事な植物を荒らされていて困っています・・・・・。
大きなたぬきのような、ありくりのような、顔はカンガルーみたいな動物。
3回くらいはっきり見ましたが、いまだ写真を撮れていません。。。
あれ、なんていう生き物なのでしょうか。
写真撮影に成功したら、紹介しますね〜。