のの艸ノート

2012年08月03日

リオ会議でのムヒカ大統領のスピーチ

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先日、環境の未来を全世界で決めていく「リオ会議」での、
ウルグアイのムヒカ大統領のスピーチを読んで感銘を受けました。

地球の未来を議論し合う大事な会議で最後に演台に立たれ、スピーチをされたとか。
各国の首脳たちは自分のスピーチが終わると次々に帰って行かれ、最後のムヒカ大統領のスピーチのときはほとんど会場に人がいなかったそうです。

世界一貧乏な大統領と呼ばれているムヒカ大統領。
「私には家と畑があるから」と個人資産の87%を寄付しているとのこと。

そんなムヒカ大統領のスピーチを一人でも多くのひとに読んでもらいたいと思い
翻訳してくれた打村明さんの(面識はありません)ブログをリンクしたしました↓

http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/

スピーチの中で
「西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70億の人ができるほどの原料がこの地球にあるのでしょうか?マーケット経済がマーケット社会を作り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか?」
「危機問題は環境危機ではありません、政治的な危機問題なのです。
人類がこの消費社会にコントロールされているのです。命より高価なものは存在しません。」
「人がもっと働くため、もっと売る為に使い捨ての社会を続けなければならないのです。悪循環の中にいるのはお気づきでしょうか?」
「貧乏な人とは、少ししかものをもっていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことです。」
「根本的な問題は、私たちが実行した社会モデルなのです。
そして、改めて見直さなければならないのは、わたしたちの生活スタイルだということ」

と述べています。
私には耳の痛い言葉でもありますが、本当にそのとおりだなと思うのでした。

近頃、自分の生活や仕事のやり方について見つめなおさなければと考えさせられること、多いです。
経済成長、GDPの数字などの表面的なものに踊らされていのちをおろそかにしてきた結果いろいろなひずみがでてきてるのを感じます。

「幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくてはなりません。」と
スピーチは締めくくられていました。

どこのメディアも翻訳していない中、翻訳していただいた打村さんに感謝したいです。
自分の利益のための仕事とは違い、こいいうことを、ライフワークというんでしょうね。
打村さんてどんな人だろうと思って
翻訳した感想を読んだけど
http://hana.bi/2012/07/translating-mujica/
すてきな人と思いました。
知らない人に、、励まされました。


posted by nono at 13:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | つむぎのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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