自然農での花づくりをしているのですが、
枯れ草や雑草を刈ったあと、短くカットして同じ場所に置くんです。
虫が生息し、無数のいのちたちが折り重なります。
命をつなぐ、つぎの世代に。
「いのちの世界におけるいのちのありようを見ますと、あるいはたくさんのいのちが栄えているその場を見ますと、いずこも耕してません。それは、自然界をみればすぐ納得いくはずです。
耕していない自然農においては豊かないのちの営みをして、そこで食べて食べられて、殺し殺されて
共存共栄、親から子、子から孫へと絶えることなくいのちが栄え続けています。
いのちの舞台は豊穣であり続け、生かし合い殺し合いの関係のなかでいのちが栄えています。その場にふさわしい環境に変化し、いのちたちの最善の舞台となっています。」
川口由一