
村上レシピ「山の可能性」vol1
yujの安田ゆりさんと
のの艸のわたしたち、呼んでいただき コラボイベントをさせていただきました
今年最後の満月日を過ごしました

村上さんが火をおこして ひづるくんがパンを捏ね、
まいちゃんがお昼の準備を

みなが集まり お話をして
村上レシピまわりの染めができそうな植物を
思い思いに集めることからはじまりました

何を入れただろう、、
覚えているだけで
クヌギ、胡桃、さくら、ヨウシュヤマゴボウ、セイタカアワダチソウ、花茗荷、屁糞葛、エノキ 、島寒菊、烏瓜、蓬、つるどくだみ、風草、つばき、しだ、サルトリイバラ、アメリカセンダンクサ、笹、石蕗、まゆみ、茶の木、檜、薮蘭、杉、ススキ
何がだめとか、がない世界観
その場の空気や人の思い、エネルギーや菌、見えない世界も色に入ります
安田ゆりさんの染めの世界は
わたしたちの 野の草目線とも繋がるものがあり とても楽しくて 美しく 祈りが込められていて 祈りが散りばめられていて
黙って鍋の中の変化を感じるのも楽しく ぐるぐると 草木たちが調和していくのを見て 野の茶を作るときと
同じ気持ちになりました


火を囲み、植物を囲み
鍋の中の植物たちと 山の湧水をかき混ぜて
遠く どなたかが植物を撚って糸にし布に織ったものにを各自鋏をいれる
染液をみなで味見


見渡す限りお山と海と村上レシピ.
空と鳥の声

染液に布を浸して約2時間
たくさんの溢れんばかりの野草たちを


摘んできて、さっと湯にくぐらせるもの、生でむしゃむしゃとピタパンに挟むもの、マヨネーズと合わせるもの、みじん切りにしてふりかけるものなどにわけ まいちゃんの里芋スウプには菊の花と三時草の実、野紺菊の花びら、パセリをかけて
ひづるくんのマサラ、かぶの酢漬け、雑穀チーズ、マヨネーズやトマトソース、きのこ、ピクルス、レモン、マスタードなどと
ピタパン、野草を合わせてお昼をいただきました

野草は何を入れたかなあ、、
そこにあるものあったものを
村上レシピ半径15m以内くらいで採取
つぼくさ、嫁菜、蓬、はま大根、大葉子、はこべ、のびる、スイバ、紅花ぼろぎく、三時草、島寒菊、野紺菊、三つ葉、垣通し、酢漿、踊り子草、枸杞.ミント、、、などなど



お腹いっぱいになったあとは
染めと媒染液につけるのを繰り返し




その合間をぬって クヌギを集めて リースやオブジェを作ったり
草木束を作ったりいたしました


野草宙の小話とお茶のじかんは
村上レシピの田んぼでとった稲のひこばえ茶


そこに玄米と大葉子の種を入れておい茶しました
外はいつの間にか真っ暗で

満月が顔をだし、月あかりの中で染めのフィニッシュを終えたら
暖かい 手作りおぜんざいと、焼き芋をいただきました
こんなに美味しいおぜんざいははじめてでした!
というかぜんざいが唯一1番苦手な食べ物で、 40年以上食べたことがありませんでした☺︎
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これからぜんざい、、作ってみようかな、なんだか新しい分野!
ふゆの肌寒い、気持ちの良い大好きな季節に
まる1日、朝から夜まで村上レシピにいて 一緒にイベントでき幸せだったなああ
ここで暮らしてるのですね
あらためてすごいなあと感じたわたしです
わたしの最高な非日常が日常なのですから
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村上レシピさんとは、、 2011年から「ぐるぐる」というイベントを 3家族(村上レシピ、てのぎ、とわたしたち)で年に2回ほど一緒に行っていました
東日本大震災を受けて、 何ができるだろう?何をしたらいいだろう?と3家族で夜な夜な集まり話をしたのがきっかけで続いたぐるぐる.
その時村上レシピさんは今の素素さん(那珂川)の場がお家と作業スペースでした
珈琲と菓子と、家具と、かわいい子供たち、でお店をオープンしていて 素敵な暮らしをされていました
何年かぐるぐるも続き 、時は経てそんなお家を手放し、引っ越すって聞いた時はびっくり。
その時に村上さんからいただいたナンキンハゼはわたしのお家で大きくなりました
糸島の端っこのお山に土地を見つけたと聞いて 伺った時は、 斜面に岩だらけで、、 そこを開拓して 小さなお家(まず住みながら建てるという)を建てながらほんとうのお家を建て、、山を開拓し、岩を動かしながら、、、そんな暮らしが何年続いたでしょうか、、
会うたびに『まだ?」と聞いていましたが、その「まだ?」もなくなったくらいの、、、
やっと今年から月一回オープンされることになったのでした
時間はかかっただけ 感動も大きいし、 そこから見える風景は
またわたしが今回 体験した風景とは違うものなのでしょう
それはそれは、山に囲まれて海が見えて、気持ちよくて 心地の良いお家とお店。
うらやましくなるような空気と水、山に囲まれている場所
そんな裏にはとってもとっても
想像できないような力仕事や汗を積み重ねてきたんでしょうけれど
そんなことを微塵も感じさせない村上家族〜〜
ぐるぐるはなくなったけれど
またこうして呼んでいただけることを
そして また新たな場で こうして集えることを
すべては奇跡的なことの連続だなあと思いながら
これもぐるぐるだなあと感じました
野草も同じで、こんなにすべて形が違っていて香りも味もあって季節はめぐり 花が咲くことも当たり前ではないなと感じています◯
よき満月の集いとなりました
